再び間が空いてしまいましたね。いやぁオフでも色々あったようななかったような……。まどマギのQBとシャルロッテぬいぐるみ(各4000円)を買ってしまったんだぜ。
さて前回はリメイク版鬼哭街を熱く語ったわけですが、今回はついに読んじゃいました「Fate/Zero」!既に一部の方々にはうざがられるほど散々宣伝しまくってますが、これは間違いなく虚淵玄の作品の中で最凶最悪にして至上の物語ですよ! 読んでて衝撃のあまり頭がグラグラしましたね。なんで虚淵信者なのにこんな傑作を4年も放置してしまっていたのか……。いや、ここは過去を悔いるのではなく、こんな魂を震わせる作品に出会えた幸運に感謝したいです。
信者としては虚淵玄があそこまで自分の価値観を露わにした作品を書いたのも驚きなんですが、惜しむべきはこれオリジナルじゃなくてFate/stay nightの外伝小説(前日譚)なんですよねー。同人誌版発売から4年も放置していた原因でもあるんですが、何でこれをオリジナルでやらなかったのか……。後書きで「二次創作だけど代表作と呼ばれても悔いが無いくらい全力を注ぎ込んだ」(意訳)と書いてるぐらいですし、完全オリジナルで見たかったです。Fate/Stay nightに話を繋げるため、エピローグの展開がやや強引(特に魔力切れ起こすぐらい瀕死の雁夜が間桐の家まで戻ったこととか)になってるのを見ると勿体ないなと思いました。
あと個人的な話をすると、魔虚楽踊でやろうとしていたことがFate/Zeroでほぼ全て表現されていたのが物凄い衝撃でした。もう 「魔虚楽踊何ぞやらんでいいわ。でも代わりに是非Fate/Zeroを読んでくれ!」 って言えちゃうぐらいですよ。実際の魔虚楽踊のプロットはZeroから厨二病成分とはっちゃけ度減らして哲学やら思想系ぶちこんでもっと説教臭くした感じですけどね。
特に魔虚楽踊の話の中心を貫く思想・価値観って、そっくりそのまま自分の培ってきた考え方なんですけど、Fate/Zeroにおいてライダー(征服王イスカンダル)やアーチャー(英雄王ギルガメッシュ)の言動として具体化されていたのはとても嬉しいし悲しかったです。独自に色々変遷を経て辿りついた価値観が憧れの作家さんと同じだった!という嬉しさと、いくら憧れていたとはいえ影響受け過ぎて未だその下を抜け出せてはいなかったことを突きつけられ、魔虚楽踊を書く意味をかなり見失ってしまったという悲しさ。両方ともありますね。
……いやはや。個人的事情を長々と連ねても仕方がない。ちょうど高クオリティで評判のアニメもやってて今が旬ですし、文庫版も全6巻が出揃い1巻に至っては全文無料公開中なんで、是非ともオリバト関係者には触れて欲しいですね。まぁそういうこっちゃ!