かつてエロゲの看板を借りた超ダーク剣劇ADV「刃鳴散らす」、および外伝「戒厳聖都」でゆうやみを震撼させたシナリオライター(兼古武術道場の師範代 ):奈良原一鉄が帰ってきました。その新作の名は「装甲悪鬼村正」(リンク先一応18禁)。2年前のコミケで4作同時制作発表されていた中に入っていたんですが、2年経って「ニトロプラス10周年記念作品」という信じ難い大役を担って姿を現そうとしています。

今年の春ぐらいから本格的に情報公開が始まっていて、「ダーク系ロボット剣劇モノ 」というありえないジャンルに度肝を抜かれたのも今は昔。奈良原は好きだけどロボット物が苦手な俺は様子見していて、体験版が公開されてもスルーしていたぐらいなんですが、プロモーションビデオが最近公開されてリピートしてたら妙にツボにはまってしまいました。主題歌も小野正利なのはいいけど、クサイなーと思ってたら段々ツボにハマってきて両方とも延々とリピートしています。(笑)

そんな訳でようやく重い腰を上げて体験版をダウンロードしてプレイし出したんですが、まず世界観を優先しすぎてインターフェイスの使い勝手がひどすぎて爆笑しましたよ。とりあえず下のスクリーンショットをどうぞ。クリックで拡大。

設定画面含めて全部が縦書きな上、メッセージウィンドウが最大4行しかありません!こんな見辛い設定画面見たことないよ!しかも刃鳴散らすの時点でかなり硬派な文章だった上、剣術の解説が長すぎて相当読み辛かったのに(要ニコ動アカウント)、今作は更に堅苦しい文章になってるのでこの形式ではもはや拷問。読んでて尋常じゃなく疲れます。

さらに奈良原の文章の最大の特徴でもある剣術描写及び解説の細かさは健在。まさか第一章でまた運動のメカニズムを説明図付きで延々と説明されるとは思いませんでしたよ!

かつて刃鳴散らすでも最後の攻防を説明するのにこんな図が出てきたんですが、あくまでも人対人だったので剣術の説明の範疇に収まっていました。しかし今回は空飛ぶロボットによる剣劇なので真面目に説明されても図がシュールすぎてネタにしか見えません。(笑)しかも航空力学とかまで考慮して真面目に説明するなよ!でもそんな奈良原が俺は好きだ!(笑)

また前作以上にストイックかつダークなストーリー展開にはやはり魅かれるものがあります。体験版の部分では上のスクリーンショットでも出てるいかにも主人公っぽい少年とヒロインっぽい少女が中心なんですが、ここで書くのを憚るほど悲惨な展開に「これは英雄の物語ではない。英雄を求める者は無用である」というキャッチコピーに偽りなしということがよーく分かりました。奈良原の本気はマジハンパねぇぞ!刃鳴散らすの時も主要キャラほぼ全員死亡しましたし、今回も体験版のノリで行くと多分ほとんど死ぬんでしょうね~。何かヒロインも3人ほどいるみたいですが、早くも2人から死臭が漂ってる気がするんですが気のせいではないはず。

いやはや何だかんだで滅茶苦茶気になってきましたよ。初回限定版はパッケージが木箱らしいですが、よーしパパ買っちゃうぞ~(死) こんなキワモノ作品を10周年記念作品に持ってくるニトロプラスの漢っぷりはホント神の域に達してますよ。次の10周年も超頑張って欲しいですね!