滝本竜彦の2冊はゲットしましたが、「2999年のゲームキッズ完全版」は売ってない……ので、ネット関連の本と、APCでお勧め作品スレに出ていた「すべてがFになる」を購入。で、滝本竜彦の2冊、「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」と「NHKへようこそ」読了。つまるところ、アレです。主人公の境遇とか全然違うんですが、テーマというか主人公の自問自答の結論がどっちも同じなのがちょっと残念かな。2冊読めば分かりますが、大分似てるんですよね。言葉では言いにくいですが。
しかし自分は「ネガティブ~」を推します。なんというか主人公が高校生ってことで、そう極端に痛くないので問題はないかと。「NHK~」は一度ひきこもりという社会の底辺に(話の都合上)落ちた状態から始まり、無気力状態。その後がちょっと話の都合上で社会の底辺の底辺に落ちる描写が余りにも痛々しくてキツイです。まぁ、両作とも帯に書かれてるようなグルーヴィー・ノベルってことは確か。勢いありすぎっていうかオーフェンの作者の秋田禎信の後書きが普通に読める人向け。(笑)後、「NHK~」の帯の”ひきこもり・アクション小説”は大嘘なんで。これ注意な!
以下ネタバレ含む感想。
「ネガティブ~」は日常観と非日常観のバランスは上手く出来ていたと思う。さらにラストとかの方で主人公が能登との対話(?)シーンで涙腺が……
「NHK~」は主人公が合法ドラッグ使ったりやら、友達に引きずりこまれて重度のロリコンになるあたりが、いくら社会の底辺の底辺に落とすためとは言え、やりすぎちゃうかと思わないでもない。流石に自分でやってるので、ひきこもりの描写とかは上手いのだけれど、そこまで極端な事書かれると、逆に不自然に見えてしまうのが残念。まぁNHKという単語に「ネガティブ~」で実体化することとなった「絶対的な悪」的な役割を持たせたのは上手いかな。
そういえばクライマックスで主人公の自問自答の過程に必ず友達の作った物が絡んでくるんですけど、「ネガティブ~」は友達の曲は、まぁ良いとして、「NHK~」は合法ドラッグやってるヲタ友達の作った電波系エロゲー(RPGもどき?)って……。そういえば両作とも、最後に命がけでヒロインを救うとかシチュエーションにやたら拘る主人公なのが笑える。