大手プロレス系blog「ブラックアイ2」さんで開催されている「ネット・プロレス大賞 2007」が投票期限だったので投票してきました。プロレス大賞と言えば東京スポーツ社が毎年12月に発表していますが、こちらはファンがハンドルとサイト記名有りで投票するという代物です。
昨年も投票してて、今年も投票しようと準備はしていたものの、今年はベストバウト候補の試合がかなり多く、年末年始から今までにかけてニコ動&ようつべで見まくってました。お陰で投票締切1時間半前ということになってしまいましたが、昨年よりかは自信を持って投票できたかと思います。多分ベストバウト系統は投票者の中でもトップクラスかと……。
そんなわけで今日は投票内容と理由について書きたいと思います。
どうしてもMVPというとプロレス界全体というイメージが強いので、最初は1位該当無し・2位健介・3位みのるでした。しかし他の投票の様子を見ていると意外と皆偏ってたので、団体内の活動の色が強い田中&棚橋をプッシュしてみました。ちなみに健介は地道なテレビ露出も評価に入ってます。
でプロレス大賞の方でノミネートされた小橋は、世間に対するアピール力と復帰自体(過程と試合どちらも)は物凄い評価してるんですけど、一番重要な要因と考える「年間通した活躍」が無いので選外としました。MVP獲っちゃった三沢については、防衛戦がほぼ全て外れで(強いて言うなら田上戦とKENTA戦ぐらい?)、ファンから非難を浴び続けたので論外です。
ベストバウトについては最初から個人的な嗜好重視だったので、事前に大体決まっていました。しかし今年は各団体共に凄いと評判の試合が多く、投票するふん切りがつかなかったので色々ネットを奔走して見てみました。結果としてベストバウト候補の8割がたはカバーできたかと思いますし、思わぬ名試合も見つかり非常に選考に迷いました。
カバー出来なかったのは、
**鈴木 みのる vs 佐々木 健介 (全日本/8月26日 両国国技館)
佐々木 健介 vs 川田 利明 (全日本/10月18日 両国国技館 ダイジェストのみ鑑賞)
棚橋 弘至 vs 永田 裕志 (新日本/4月13日 大阪府立体育会館)
真霜 拳號 vs TAKAみちのく (K-DOJO/9月4日 後楽園ホール)
真霜 拳號&円華 vs HARASHIMA&飯伏 幸太
(GPWA/5月6日 ディファ有明)
TAKAみちのく&ディック東郷のIWGPジュニアタッグ防衛戦関係
ドラゲのタッグ戦線
DDTのKO-D王座戦関係(HARASHIMA vs MIKAMIのみ鑑賞)**
このあたりでしょうか。特に全日本とK-DOJO絡みを見れなかったのが残念。特にみのるvs健介、真霜vsTAKAはクラシック志向という意味で試合の方向性も比較的3位のシナvsHBKと似ていると思うので、見れていたら代わる可能性はあったかと。
さて実際見た試合を順位づけする訳ですが……。方針としては「試合の完成度・観客の熱狂具合・試合に至るまでのストーリー・試合参加者の熱意(全員が全力を出し尽くしたか)・参加選手の完成度(ファイトスタイルが完成されているか)・意外性(ムーブ・試合内容・試合結果etc) 」の6点を基準にしました。
この6点から見ると1位の近藤vs中嶋は全評価ほぼ満点です。ここまで素晴らしい試合はもう同カード組んだ所で見れないでしょうね……。現在のスタイルでの2人の対決はここに極まった感があります。
2位の貴vs宮本も言わずもがな。試合の完成度という点では、どうしてもデンジャラスムーブの披露会になってしまうので低いのですが、それをカバーするだけの熱狂具合とストーリーがありました。今まで「~のデスマッチが物凄くて、プロレス大賞にもノミネートされる可能性が高い」なんて噂聞いたことありませんよ。まさにファンと共にあった試合だと思います。ルーキーであることがここまで高く評価されるのは他の試合には無い特徴であると思うのですが、どうでしょうか。
1位・2位とかなりド派手なインパクトの試合なため、3位はクラシカルなプロレスがいいなと思い、WWEか全日本かK-DOJOを中心に捜索。結局ロンドンで行われたシナvsHBKに決まりました。通常のRAWなのに40分を超え、HBKが引っ張るだけでなくシナもかなり頑張った名試合ということで、放映当時はWWEファン内のみ話題になりました。この試合を見たのは12月だったのですが、あのシナが通常ルールでここまで魅せたことに驚きましたね。全評価90点という感じで非常に優等生な試合です。
次点の試合にも触れてみましょう。まず貴vs伊東は試合内容も非常に良かったってのもありますが、戦前の試合予想を裏切っての防衛が高評価。ただ同カードはBJWヘビーだけで今まで2回も組まれており、そちらは見れてないので評価しかねました。
ダニエルソンvsKENTAは過去2回やってますが、今回のもかなり素晴らしかったです。ただ唐突に出した断崖式フロントス―プレックスあたりからまるでノアジュニアみたいな激しい切り返し合いに移行してしまったのが、今一つクセが強いように感じてしまって次点止まり。どっちかというとダニエルソンには首尾一貫した闘いを求めてるので……。アリっちゃアリですし、ダニエルソンの懐の広さを知らしめたという意味では大きいですよね。
田中vs関本は近藤vs中嶋と同じく、ド迫力の技と肉体のぶつけ合いが魅力です。ただリーグ戦の中の一試合ということであまり位置付けとしては重要では無く、今一つ試合前の注目度が低すぎ、試合後も内容の割にはあまり話題にはならなかった感じがします。後、関本はスタイル的にまだまだ変化してさらに伸びていきそうな気がするんですがどうでしょうか?ここで終わるようなカードでは無いと思います。
ノアファンから評価の高いKENTA&石森vs丸藤&飯伏なんですが、一番の欠点は「レスラーのポテンシャルが高すぎて30分ごときでは全力を出し尽くせなかった」ということですね。あまりに皮肉な話です。現地まで遠征して見ましたが、石森&飯伏こそ9割以上出してたものの、KENTAと丸藤は8割以下しか出してないように感じた(=一歩引いてた)ように思えたので、やや低評価にさせてもらいました。
選外の試合では、プロレス大賞の方で受賞した小橋復帰戦から言ってみましょう。これは熱狂度・ストーリーという点では確かに満点通り越してます。ただ試合内容の評価をどうするかが一番の問題で、個人的には「病み上がりだから」と高く評価したくないんですよ。そのため試合内容としては次々点程度。そして意外性もゼロ。こうなってくると評価のバランスが非常に悪いですし次点にも入れ辛いですわ。よって今回は選外としました。
あとはみのるvs武藤ですかね。フルで見たんですが、残念なことに理解し切れず評価できなかったというのが正直なところ。こういう試合にぶつかる度、まだまだ勉強が足らんなぁと思い知らされます。
それから棚橋vs後藤は結論から言ってしまうと、技の精度やリズムの取り方等がまだまだ粗すぎますし、先もあるんで今回は見送りということで。正直評価としては次々点止まりです。
総評ですが今年は平均点かなり高いですよ。去年は事実上丸KEN1回目vs丸KEN2回目vs近カズぐらいでしたが、今年は次点・次々点が物凄い数で大接戦でしたからね。最初次々点も公表しようかと思ったのですが、あまりにも試合数が多いので取りやめにしたぐらいですもん。これだけレベルの高い試合が出てきたのは素晴らしいことだと思いました。
とりあえず露出度&実績&試合内容を考えるに今年はこれで鉄板かと。色々見ましたが最初から最後まで変わることはありませんでした。今年前半のコタビン、後半の土井吉って感じですね。そしてノアはもちろんのことROHでも大活躍だったブリスコ兄弟も外せない。
次点組ではTAKA東郷は一歩及ばず。円華&飯伏戦とか良かったんですけどね。
4年目を入れると飯伏幸太・鷹木信悟・潮崎豪と人材が強力すぎて面白くないので、3年以下で絞ってみました。プロレス大賞で新人賞だったB×Bハルクは確かに凄いことは凄いんですが、今年は怪我による欠場期間もありましたし受賞にはちょっと無理があるかと。
やはり大阪モノにとってはこの項目が一番困ります。一応大阪のビッグマッチにも結構見に行ったのですが、どれも一長一短で推すには至らず。とりあえず「興行」単位なので全体通して完成度の高かった物を選んでみました。この時点で事実上のツーマッチ興行だったノアの12月武道館は除外。
結局、新日復活の兆しとなった両国、遠征して満足したノアの7月武道館(ノア史上最大のブーイングもある意味○)、そして豪華メンバーを集めた覆面ワールドを選んでみましたが、01MAXの天下一Jr決勝すっかり忘れてたorz 覚えてたら絶対3位にしてたのに……。
安定した強さのドラゲ、後半に伸びた新日本・ハッスルといった感じ。あっさり決まって翻らず。
正直この部門いらないんじゃないかという気はするんですが、Gスピと週プロはよく読んでるので。アメトーク!はやはり越中ブームを起こしたのが大きいです。
という訳で投票内容と理由を公開した訳ですが、気になって他の投票を見ていると意外と皆さん偏っててビックリ。「~しか見てないので」と言いつつ1位~3位まで1・2団体で占めちゃってる人が多く、まだまだ団体固有のファンっているんだなと実感しました。今時は俺みたくプロレスという競技自体のファンばっかりだと思ってたんで、この現象には色々と考えさせられますね。