前回の雑記から約3週間。オフの方でかなり忙しかったのですが、オンではWWEのドラフト情報に振り回されてました。今回は本当にトップクラス~中堅しか動いていませんね。スマックダウンが現地で放送日が変わり、視聴率取れなくなるらしいので、それがかなり影響を与えている感じがします。

でもって、先週末はニトロプラスの「塵骸魔京」発売。そしてジェット・リーの「ダニー・ザ・ドッグ」。オフの用事が明けた直後だったので、両方制覇してしまいました。お金が……orz

まず「塵骸魔京」から。本当は発売日に買うつもりじゃなかったんですけどね。発売日にふらっと2ちゃんねるのニトロプラススレ見て、何か面白そうだし、ちょうど今日発売日じゃんってことで、日本橋まで出かけて買ってまいりました。今はイグニスルートだけ終わって、フルコンプデータ入れて傘子シナリオ見たってところです。現段階では「佳作」ということで一つ。

イグニスルートは話をガンガン進めすぎで最後らへんの置いてきぼりが酷かった上に、いわゆるハッピーエンドが漫画の打ち切られ方(まだまだ戦いは続く!→突撃)みたいな締め方だったのが×。トゥルーはそこそこだったけどねぇ。どうもクリア後に解禁されるスタッフコメント見てる限り、イグニスルート手抜かれたっぽい……。この世界観で7時間程度で終わりは無いだろうと思います。風子とか管理人シナリオはもうちょっと長くて良いらしいのでそちらに期待。

音楽・絵は言う事無く◎。異国情緒出まくりです。文章力も良い。特に日常描写は素晴らしいです。会話は普通に読んで面白いし、過剰なほど出てくる食事描写はこちらまで腹が減るほど。戦闘シーンもちょっと理屈っぽいですが、決して悪くないです。

……つまり今作はどこに一番の問題があるか。プロットの中味と、そのものの大きさです。先ほど上げたイグニスルートが最も顕著ですが、かなり崩壊気味と表現して差し支えありません。ほとんど出番の無かったサブキャラ、ほぼ全ルートで死亡するらしい妹、特殊な世界観ゆえに莫大な説明量が必要なのですが、話自体が短すぎて、説明しきれず最後が置いてきぼり。さらにはサブキャラもルートが削られた様子があるのも駄目すぎです。傘子はオマケシナリオあるからまだ良いとして、まさかメインキャラ級扱いの妹にルートが無いとは。どうもスケジュールの都合ってのが大きいようで。勿体無い。素直にルート増やして、プロットまともにすれば、秀作~名作ぐらいになれたのに。全くもって勿体無い。

「ダニー・ザ・ドッグ」。良い意味で普通の作品でした。個人的には今まで見たジェット・リー名義作品の中で中間に位置付けられる作品といった感じ。シナリオは感動系狙ってみましたといった感じでベタですが気にしない。

キャラは一部を除き立ってます。お気に入りは敵のボスと、モーガン・フリーマン演ずるサム。後はどう考えても20代前半の役柄である主人公ダニー。ちなみにジェット・リーは40代前半。かなりの童顔・低身長とはいえ無理ありすぎ。勿体無かったのは、ダニーを買いたいと申し出た、取立て先の取引先のオッサン。いかにもといった悪役の空気出まくり。うやむやになって出てこなかったのが勿体無い。

映画全体の雰囲気作りにはかなり感心しました。撮影場所やセットが色彩的・空間的にそれぞれ必要に応じて統一されていて、非常に芸術的。なんかやたらクラシックなんで、途中でミニキーボードが出てくるまで現代の物語とは思わなかったぜ。(笑)

笑いも上手く役割分担してますね。敵のボスと部下が俺好みのブラックジョークを飛ばせば、ろくに人間らしい生活をしていないダニーが、初めて人間文明に触れて飛び出す愛嬌のあるボケの数々。会場でもかなり笑いが出てました。

肝心のファイトシーンは一風変わってて、全部室内バトルだったり、無意味にクソ狭いトイレでバトルしてみたりと、マニアックなファイトシーンばかり。あれでは撮影するのも大変だし、やるのも大変そうだ。トータルで見ると地味な印象。そういえば撮影も冒頭のファイトシーンはなんか下手クソな感じがしたなー。流石に最後は見れるものになってたけれども。ちなみにCM等ではなんかいっぱいマトリックス風演出使われるように思われるかもしれませんが、実際はほとんどワイヤー使わず、ポイントポイントで生身の動きをスローモーションにしてるといった感じですので、RMDが大嫌いなファンも安心。

俺自身は結構この映画評価してます。今まではジェット・リーのファイトを見せることを優先させた物語が多かったですが、今回はシナリオに合わせることで普段より少なめだったのが面白い試みやと思います。その分、演技とかそういうのの重要性が増して、良い試金石になったかと。役柄やシナリオ構成でフォローしてるので、ボロはほとんど出てませんし。やっぱりジェット・リーも40代入ってますからね。やっぱり今のジャッキーチェンなんかを念頭におくと、早めのうちにこういう作品に出ておくのも良いんでは無いでしょうか?